わたしの推薦図書バックナンバー

東京保健師ものがたり

書名:東京保健師ものがたり

著者名:和泉慶子

出版社:東京法規出版

 

本書は12の事例を通して保健師の仕事の一部(判断・連携・実践…)の内側を見せてくれている。

根気のいる地道な行動の積み重ねに、読み手はその熱意に圧倒。五感の磨かれた人達(保健師とその関連者)が、指の間からこぼれ落ちる砂を、さらにその下に手を添えて受け取っているようなこの12の事例を、保健師の活動を知らなすぎる自分にうろたえながらも読み進んだのは、一気呵成に読ませる筆力によるものである。

ー厚生女子学院50回生 三浦英子

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東京保健師ものがたり

『脳科学者の母が認知症になる』

書名:脳科学者の母が認知症になる

著者;恩蔵絢子

出版社:河出書房新社

発行年月日:2018年10月18日

推薦理由

脳科学者が、認知症で記憶を失っていく母親を2年間観察して書いた著書。客観的な観察・分析・考察、それに基づいて母親への接し方を工夫することで、母親が自分らしさを取り戻した生活を営むようになる。認知症の方の行動・言動が理解できずに困ることがあるが、この図書を読むと行動・言動の意味を知ることができ、認知症の方への新たなかかわりが学べる図書である。

厚生女子学院66回生 茶園美香

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『脳科学者の母が認知症になる』

『医療技術の経済評価と公共政策 海外の事例と日本の針路』

書名:医療技術の経済評価と公共政策 海外の事例と日本の針路

著者名:鎌江 伊三夫、林 良造、城山 英明/監

出版社:じほう

高齢化に伴う医療費の増大が課題になり、費用対効果を加味した診療報酬の導入について検討が進んでいる。諸外国における医療の経済評価や、わが国における制度化に向けた課題について学べる1冊。

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『医療技術の経済評価と公共政策 海外の事例と日本の針路』

『ねこの看護師 ラディ』

書名:この看護ラディ

著者名:文・渕上サトリーノ、絵・上杉忠弘

出版社:講談社

がんを患い、再発転移して10ヶ月休職後抗がん剤・鎮痛剤内服治療をしながら訪問看護師として働いている私にとって、ラディ存在はやさしくも温かい。

私はラディような看護師になりたいし、ラディに抱きしめてもらいたい。「心レスキュー」です。

― 87回生 梁井史子

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『ねこの看護師 ラディ』

『ナイチンゲールの越境02・感染症 ナイチンゲールはなぜ「換気」にこだわったのか』

書名:ナイチンゲールの越境2・感染症 ナイチンゲールはなぜ、「換気」にこだわったのか

著者名: 岩田健太郎他

出版社:日本看護協会出版会

新型コロナ感染症を経験し「換気すること」が生活の一部になった。

改めてナイチンゲールが「換気」に注目した背景を知り、換気の意味を深く理解してその偉大さを再確認し、今後の感染対策に活かせる1冊。

― 66回生 茶園美香

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『ナイチンゲールの越境02・感染症 ナイチンゲールはなぜ「換気」にこだわったのか』